独テュフ・ジュード、車両分析システムのDVSを買収

独技術監査サービス大手のテュフ・ジュードは6月3日、22台のカメラが設置されたボックスの中を自動車が通ると車両の状態を分析・ドキュメント化することができるシステムを開発したドイツのデジタル・ビークル・スキャン(DVS)の資本の60%を取得したと発表した。DVSのシステムは、物流会社やカーシェアリング事業者、中古車販売会社、レンタカー会社、リース会社などの車両管理に需要があると見込んでいる。

DVSのシステムは、車両がボックスの中を通る約30秒の間に、車両の床下の状態やタイヤの空気圧・溝の減り具合も含む車両の外観の状態を22台のカメラで分析する。カメラでスキャンしたデータは、DVSが独自に開発したソフトウエアによりドキュメント化し、デスクトップや携帯端末で閲覧することができる。また、DVSのシステムは、乗用車だけでなく、トラックやバスにも対応している。

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