仏自動車大手PSAの独子会社オペルは13日、SUV「グランドランドX」に4WDのプラグインハイブリッド(PHV)モデル「グランドランドX ハイブリッド4」を設定すると発表した。来年初めの発売を予定する。
新モデルはパワートレインとして1.6リットル4気筒ガソリンターボエンジン(最高出力200PS)と2基の電気モーターを組み合わせ、システム総出力300PSを引き出す。電気モーターは1基を8速ATと接続し、もう1基は後車軸に配置して4WD走行時の駆動力を高めている。搭載するリチウムイオン電池は容量13.2kWhで、電気駆動のみで50キロメートル(WLTP:欧州連合(EU)の新排ガス検査方式)の走行が可能。回生ブレーキシステムによりエネルギー効率が平均で10%向上している。WLTPによる走行100kmあたりの燃費は2.2リットル、走行1kmあたりのCO2排出量は49グラム。
PSAのモビリティサービス「フリー2ムーブ(Free2Move)」が提供する電気自動車(EV)向けソリューション(充電ポイント検索など)を利用できる。