ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)は、イノベーション支援の対象を非技術分野に拡大する。BMWiは6月27日、新規事業の資金調達の支援に関するガイドライン「ビジネスモデルおよび先駆的解決策(パイオニアソリューション)のためのイノベーションプログラム(IGP)」を連邦官報で公示した。文化経済や創造(クリエイティブ)経済、サービス産業などの新興企業や小規模・中堅企業による経済発展に寄与するビジネスアイデアを支援する。
今回の支援措置は、新しい事業アイデアの商用化の妨げとなる問題や不足を見つけ、対応するBMWiによる「トランスファーイニシアチブ」の一環。助成プログラムは秋に開始する予定。4年間で2,500万ユーロを支援する。
最初の募集は年内にも開始する予定で、デジタル分野やデータを活用した事業モデルやソリューションを対象とする予定。来年に予定する2回目の募集では、文化・クリエイティブ経済に、3回目の募集では、教育や情報アクセスなど「社会的影響(ソーシャルインパクト)」が高い分野のイノベーションを対象とする予定。