Faurecia:仏フォルシア、国内に水素燃料タンクの研究施設設置

仏自動車部品大手のフォルシアは6月28日、仏東部ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ圏のバヴァンにあるクリーンモビリティ事業の研究開発(R&D)拠点に、水素燃料タンクのグローバル開発センターを開設すると発表した。より効率的で軽い高圧タンクを研究し、一般商用車から重量物運搬用などの大型車両まで対応できる燃料電池システムを開発するのが狙い。投資額は約2,500万ユーロ。そのうち490万ユーロを地元自治体の助成金で賄う。

新施設は2020年4-6月期に開所する予定で、50人の専門スタッフを雇用する。同社のクリーンモビリティ事業の従業員数は現在750人。

クリーンモビリティ事業のクリストフ・シュミット副社長は、「タンク開発センターは燃料電池システムで世界をリードしていくためのフォルシアの戦略にとっての重要な第一歩となる。ゼロエミッション車の実現に向けて重要な役割を担う」と述べた。

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