ドイツ航空宇宙センター、新たに7研究所を設立

ドイツ航空宇宙センター(DLR)は6月27日、新たに7つの研究機関を設立すると発表した。デジタル化、気候変動、技術転換など現代社会が直面する課題の解決策を探るため、新しい研究機関の設立により、ドイツの技術立地としての競争力を強化するとともに、高度な専門知識を必要とする分野の雇用を創出する。また、新しい研究所が取り組むテーマは、DLRの「戦略2030」の5つの主要テーマである◇移動(モビリティ)◇デジタル化◇セキュリティ◇持続可能性◇経済立地としてのドイツ――の強化に寄与する。

新たに設立するのは、◇量子技術研究所◇衛星測地学・慣性センサー研究所◇無人航空機(UAS)国立飛行センター◇ガリレオ・コンピテンスセンター(次世代のナビゲーション衛星に関する研究)◇太陽地球物理学研究所◇脱炭素産業プロセス研究所◇陸上インフラ保護研究所(輸送分野やエネルギー分野といった市民生活に不可欠なインフラの保護)――の7機関。

連邦政府は、新しい研究機関に対し年6,300万ユーロを支援する。これに加え、新しい研究機関が設立される各州の州政府が総額で年700万ユーロを支援する。

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