Daimler:独ダイムラー、EMC試験施設を開設

独自動車大手のダイムラーは1日、ドイツのシンデルフィンゲンにあるメルセデスベンツ・テクノロジー・センター(MTC)に建設した電磁環境両立性(EMC)および無線周波数(RF)アンテナシステムの試験施設を開設したと発表した。投資額は約5,000万ユーロ。

新しい試験施設では、自動車に搭載されている様々な電気・電子機器が他の機器に悪影響をおよぼさず正常に機能するようにするための電磁環境両立性を試験する。また、外部からの電磁妨害や乗員におよぼす電磁波の影響も分析する。アンテナシステムの試験では、世界のさまざまな移動通信サービスの複雑な環境をシミュレーションし、データ保護に配慮したシステム開発に役立てる。

同施設で実施する測定・試験方法の開発では、イルメナウ工科大学やミュンヘン工科大学と協力した。

EMVは、自動運転、接続性(コネクティビティ)、シェアリング、電気駆動など自動車関連の新しい技術やサービスに欠かせない試験となっている。

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