Renault:仏ルノーとナイジェリア企業が提携、現地でノックダウン生産へ

仏自動車大手のルノーは18日、ナイジェリアの複合企業コシャリスグループと提携し、同国でルノー車の生産と販売を開始すると発表した。コシャリスが首都ラゴスに持つ工場でルノー傘下のダチアの小型車「ロガン」とSUV「ダスター」をノックダウン生産し、ルノーブランドで販売するほか、ルノーの小型SUV「クウィッド」とピックアップトラック「オロチ」をブラジルから輸入する。これら4モデルは10月からコシャリスの販売網を通じてナイジェリア全土で販売される。

ナイジェリアは人口約2億人で、アフリカ屈指の経済規模を誇る。ルノーのアフリカでの販売上位国はモロッコ、アルジェリア、南アフリカ、エジプトだが、今後はこれらの国のシェアを維持するとともに、ナイジェリアのような新興国の需要を取り込んでいく方針だ。ルノーは昨年、アフリカで21万6,000台を販売し、市場シェアで18%を握る。

1977年設立のコシャリスは自動車関連のほか、情報通信、物流、農業、不動産事業などを手掛ける。2014年に自動車製造会社としてコシャリス・モータース・アッセンブリー(CMAL)を設立した。

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