Continental:独コンチネンタル、音声アシスタントを開発

独自動車部品大手のコンチネンタルは18日、自動車用の音声アシスタントシステムを開発していると発表した。自然な言葉遣いを理解するほか、学習機能を備えており、会話を続けていくと、ドライバーの好みに合わせた提案もできるようになる。

同システムは、一つの文の中に2つの疑問文が含まれている二重疑問文や文脈を理解することができるため、例えば「ハノーファーにあるコンチネンタルにできるだけ早く到着し、その近くで中華料理を食べたい」と話しかけると、ルートを検索すると同時に、目的地近くの中華レストランを探す。また、別の時に、「お腹がすいた」と話しかけると、最初に中華レストランを提案する。「イタリア料理の方がいい」と話しかけると、検索をやり直す。

このように会話から学習してサポート力を高めていくことが可能で、例えば、充電ステーションを探す時も、ドライバーの好みに応じて、公園/ショッピングセンター/レストランなどを表示する。

コンチネンタルが開発した音声アシスタントシステムは、クラウドの音声アシスタントと車載の音声認識システムを組み合わせたハイブリッド構造を採用している。安全上、重要な運転機能は、通信網が整備されていない地域を走行していても機能する仕組みとなっており、例えば、自動運転の「停止しろ」といった指示は、通信網が整備されていない地域でも機能するようにした。

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