Opel:独オペルの新「コルサ」、エアロ性能が大幅に向上

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは7月29日、新型「コルサ」のエアロダイナミクス性能を従来より高めていることを明らかにした。空力効率の改善により空気抵抗係数(Cd)を0.29まで減らし、燃費向上と低排出を実現している。新「コルサ」は9月に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)で公開の予定。

シュツットガルト大学自動車・エンジン研究所(FKFS)と共同でエアロダイナミクス性能を最適化した。0.29のCd値は、車を正面から平面で見た代表面積を2.13平方メートルまで狭めることで実現した。オペルによると、Cd値を10%減らした場合の燃費は新欧州ドライビングサイクル(NEDC)で2%、時速130km/h走行時なら5%向上する。

また、高級車向けの装備であるアクティブ・グリルシャッターを小型車として初めて搭載する。エンジン冷却水の温度や速度に応じてフロントグリル部のシャッターが自動開閉する機能で、エンジン冷却の必要性が低い時にはシャッターが閉じ、空気抵抗を減らす。さらに、アンダーボディはフラットパネルで覆い空力効率を高めている。

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