Toyo Tire:トーヨータイヤ、欧州初の技術開発拠点をドイツに設立

トーヨータイヤ(兵庫県伊丹市)は8日、ドイツのノルトラインヴェストファーレン州のヴィリッヒに欧州初の技術開発拠点「欧州R&Dセンター」を設立すると発表した。素材調査、最新技術やモビリティに関する情報収集、材料評価などを実施する計画で、今年秋に稼働する予定。従業員数は2020年に約10人(うち、日本人技術者3人)を予定している。

欧州R&Dセンターの設立により、技術開発拠点は、日本、米国、欧州のグローバル3極体制となる。R&Dセンター間で技術・商品情報を共有し、開発を加速する。

欧州拠点の設立は、欧州における技術基盤の構築、商品開発力の強化、次世代モビリティ関連技術の確立などに寄与する。欧州は大手自動車メーカーや自動車関連企業が多いため、車両に関する最新情報や市場動向をタイムリーに収集できる利点がある。

同社は欧州では、セルビア共和国のインジア市にタイヤ工場を建設する計画がある。新工場は2020年5月に着工し、2022年1月から操業を開始する予定。

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