独技術検査サービス大手のテュフラインラント(TUeV
Rheinland)は、Eスクーター(電動キックボード)にウィンカー(方向指示器)装備を義務付けることを推奨している。同社のヨアキム・ブーラー社長は、「Eスクーターで公道を走ることが法律で許可されてから数か月が経つが、Eスクーターのドライバーが交通量の多いところで右左折する際に危険な状況に遭遇することが増えている」と語り、Eスクーターのウィンカー装備義務を「電動小型自動車法」(eKFV)に付け加えるべきとの見解を示した。
また、世論調査会社Forsaはテュフラインラントの委託を受けて14歳以上のドイツ人1,003人を対象に道路交通におけるEスクーターの保安基準などについて調査を実施。それによると、「Eスクーターにウィンカーを装備するべき」と回答したのは70%に上った。また、「血液中のアルコール濃度上限は0パーミルとするべき」と答えた人も82%だった。そのほか、「ヘルメットの着用義務」は73%、「少なくともモペット(原動機付自転車)の運転免許を持つべき」と回答した人も58%いた。