Daimler:ダイムラーとBMWのモビリティ事業合弁、社長が僅か半年で辞任=独誌

独自動車大手ダイムラーとBMWのモビリティ事業の合弁会社リーチナウのダニエラ・ゲルト・トム・マルコッテン社長が就任から僅か半年で辞任した。独業界紙『オートモビルボッヘ』の取材に対し、ダイムラーが事実であると認めた。

独有力経済誌『マネージャーマガジン』によると、合弁会社へのダイムラーとBMWの投資が不十分であることが辞任の理由のひとつであるという。モビリティ事業は中核事業ではなく、また、満足のいく収益を確保できていないことから、両社は合弁会社への投資を一定規模に制限しているという。また、外部に合弁会社への投資家を探しているとも報じている。

同誌によると、マルコッテン氏の後任は未定。同氏はダイムラーの幹部だったため、ダイムラーが同社に戻るよう提案したが、コッテン氏は断ったという。

マルコッテン氏は、9月のフランクフルトモーターショー(IAA)で予定していた講演を開幕間近にキャンセルしたことから、IAAの開幕前から同氏の進退に関する憶測は広がっていた。