仏フォルシア、独コンチネンタルとの合弁会社を完全子会社化

仏自動車部品大手のフォルシアは14日、独同業のコンチネンタルから合弁会社SASの資本の50%を取得する趣意書に署名したと発表した。SASは1996年の設立で、内装モジュールの複雑な組み立てや物流を事業とする。従業員数は4,490人。欧州、北米、南米に19カ所の拠点を持つ。2019年の売上高で約7億ユーロを見込んでいる。現在の受注残や今後の高い潜在成長性から、売上高は2024年までに10億ユーロを超えると予想している。

フォルシアはSASの完全子会社化により、内装設備のさまざまなモジュールやディスプレー、電子機器、センサー、熱管理などの新しい製品ラインにおけるシステムインテグレーションを強化することができる。また、フォルシアのジャストインタイムの生産ネットワークにおいても、システムインテグレーションや複雑な組み立て工程のマネジメントを強化することができる。

フォルシアは、コンチネンタルが保有するSASの資本50%を2億2,500万ユーロで取得する。当局の認可などを経て、取引は2020年初めに完了する見通し。

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