ポルトガルのバス製造会社カエタノ・バスは、ブリュッセルで開催された見本市「バスワールド」(2019年10月18~23日)にトヨタ自動車の燃料電池システムを搭載した路線バス「H2シティ・ゴールド」を出展した。同モデルは今後、欧州の複数の都市で試験走行を実施した後、2020年半ばに市場投入する予定。
「H2シティ・ゴールド」には、トヨタの燃料電池車「ミライ」と同じ燃料電池システムを搭載している。燃料電池スタックは屋根の上に配置している。水素タンク5本に計37.5キログラムの水素を貯蔵することが可能で、1回のフル充填で最大400キロメートルを走行することができる。水素の充填にかかる時間は9分以内(水素圧力:最大350バール)という。