仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは10月25日、自動二輪子会社プジョー・モトサイクルズ(PMTC)の全株式をインドの自動車大手マヒンドラ&マヒンドラの自動二輪子会社マヒンドラ・トゥーホイーラーズ・ヨーロッパ(以下、トゥーホイーラーズ)に売却すると発表した。これによりトゥーホイーラーズは主力の欧州市場の成長を加速するとともに、アジアなど新興市場における地位を強化する。PMTCの製品は今後もプジョーのブランドで展開し、製品の設計・開発体制も残す。今年から2021年にかけて7つの新モデルを市場投入する予定。
トゥーホイーラーズは2015年にPMTCの株式の51%を取得していた。トゥーホイーラーズのラジェス・ジェユリカー社長は「プジョーの自動二輪車の将来を楽観視している。「キスビー」は欧州で最も売れる50ccバイクとなり、「メトロポリス」は欧州と中国で存在感が高まるだろう」と述べた。
トゥーホイーラーズは先進技術を積極的に導入していく方針で、PMTCの新モデル「プルシオン」にプジョー「308」などに導入されている新世代コックピット「アイ・コックピット」の技術を採用している。