2019/11/8

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VW、独ツヴィッカウ工場でEV「ID.3」の量産開始

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は4日、ドイツのツヴィッカウ工場で電気自動車(EV)「ID.3」の量産を開始した。同日には、ドイツのアンゲラ・メルケル首相がツヴィッカウ工場を訪問し、VWのヘルベルト・ディース社長 […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は4日、ドイツのツヴィッカウ工場で電気自動車(EV)「ID.3」の量産を開始した。同日には、ドイツのアンゲラ・メルケル首相がツヴィッカウ工場を訪問し、VWのヘルベルト・ディース社長とともに、第1号となる白の「ID.3」のラインオフを視察した。ツヴィッカウ工場では、2020年に約10万台のEVを生産する予定。2021年以降の生産規模は年33万台を計画している。

「ID.3」は、純粋な電気自動車専用のプラットフォーム「MEB」を採用している。このため、航続距離が長く、広い車内空間やダイナミックな走行が可能になった。VWは「ID.3」を2020年夏に欧州市場でほぼ同時に市場投入する計画。ドイツでは「ID.3」の販売価格をベースモデルで3万ユーロ以下に設定する予定。

また、ツヴィッカウ工場では2021年から、MEBをベースにしたVWグループ傘下の3ブランドの6モデルのEVを生産する計画。さらに、2022年からはドイツのエムデン工場とハノーバー工場でも電気自動車の生産を開始する。

VWは12億ユーロを投資してツヴィッカウ工場を電気自動車工場に改修した。約1,700台のロボットのほか、無人輸送システム、自動生産工程などを導入したハイテク工場であり、同工場の従業員8,000人すべてがEV生産の訓練を受けた。

「ID.3」は、大量の電力を使用するバッテリーセルの生産で100%再生可能エネルギーを使用するなど、二酸化炭素(CO2)ニュートラルで生産される。CO2排出の回避が難しい生産工程に関しては、インドネシアの気候保護プロジェクトの支援を通してCO2排出量を相殺する。