独自動車大手のアウディは、ドイツのインゴルシュタット工場で2種類のパワードスーツを試験採用している。従業員約60人が現在、数週間に渡り、組み立てや塗装、金型製造の分野で使用している。
パワードスーツの利用は、従業員の体への負担を軽減する目的があり、アウディでは約4年前からさまざまなパワードスーツをパイロットプロジェクトとして採用してきた。
今回は、ドイツのメーカーOttobockの「Paexo」とオランダのメーカーSkelexの「Skelex
360」の2種類のパワードスーツをさまざまな作業で試験している。例えば、ブレーキラインの組み込む、アンダーボディパネルのネジを使った取り付けなど、頭より上に手を上げる必要のある作業で使用している。
リュックサックのように肩にかけて背負い、腰辺りでベルトで固定する仕組み。頭より上で作業する際、腕を支える機能を持つ。腕の加重を軽減し、肩の負担を減らすことができる。駆動モーターは使用しておらず、機械的に作動する仕組みとなっている。