ボルボ・カーズ、「XC40」EVモデルの予約好調

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは1月23日、コンパクトSUV「XC40」の電気自動車(EV)モデル、「XC40リチャージP8

AWD」の受注を一部の市場で開始したと発表した。同モデルは同社初の完全EVで、すでに数千台の予約を受けている。今年後半の生産開始と納車を予定する。

「XC40リチャージP8

AWD」は最高出力408PS。車体中央部の床下にバッテリーを配置し、1回の充電で400キロメートル(WLTP:欧州連合(EU)の新排ガス検査方式)を走行できる。充電時間は急速充電設備の利用で、バッテリー容量の80%まで40分となる。内燃機関が無いため、ボンネット下の空いた場所に収納スペース(通称フランク)を確保している。搭載するインフォテインメントは米グーグルのOS「アンドロイド」で制御する。

ボルボ・カーズは2019年、プラグインハイブリッド車(PHV)を前年比23%増の4万6,000台販売した。これは同年の第4四半期に欧州で販売した全モデルの20%を占める。同社は25年までに販売する車両の半分をEV、残りをハイブリッド車(HV)とする方針だ。

上部へスクロール