独ノルマ、「ユーロ5」ディーゼル車の後付け浄化装置用部品を供給

ホースクランプ(ホースバンド)やケーブルタイ(結束バンド)を製造する独ノルマ・グループは1月28日、欧州排ガス基準「ユーロ5」のディーゼル車に後付けする排ガス浄化装置(尿素SCRシステム)用のパイプクランプと結合器(カプラー)を供給すると発表した。同装置を後付けしたディーゼル車は走行1キロメートル当たりの窒素酸化物(NOx)排出量を270ミリグラム未満に抑えることができ、現行の「ユーロ6」の基準をクリアできる。

尿素SCR(選択的触媒還元)による排ガス浄化は、排気システム内に尿素水(アドブルー)を注入してアンモニアに変換、アンモニアがNOxと化学反応することで窒素と水に分解する。ノルマのミヒャエル・シュナイダー社長は、「当社の高度な接続製品は排出量削減に貢献するとともに、年式の古い車の耐用年数を伸ばすことにも寄与する」と述べた。

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