欧州商用車販売、2月は6.2%減少 1/5

欧州自動車工業会(ACEA)は25日、欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)における2020年2月の商用車新車登録が前年同月比6.2%減の15万4,889台に低迷したと発表した。セグメント別では、バスを除くすべてのカテゴリーで前年同月を下回った。特に、中・大型車が大きく落ち込んでいる。大型トラックは昨年夏から減少が続いており、2月で8カ月連続の減少となった。1~2月の累計は、前年同期比8.9%減の30万8,350台だった。

2月の主要国の登録台数は、フランス(1.6%増)が前年同月を上回ったものの、ドイツ(7.6%減)、スペイン(5.9%減)、イタリア(4.0%減)は減少した。

カテゴリー別では、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比4.0%減の13万366台。主要国では、フランス(3.0%増)を除く、スペイン(5.9%減)、ドイツ(3.8%減)、イタリア(6.2%減)の3カ国で低迷した。

3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比18.2%減の2万2,095台と大幅な2ケタ減となった。主要国では、ドイツ(20.6%減)とフランス(13.6%減)で大きく減少している。これに対し、イタリア(9.7%増)とスペイン(0.6%増)は前年同月を上回った。

16トン以上の大型トラックは前年同月比19.3%減の1万8,101台だった。イタリア(10.6%増)が増えた一方、ドイツ(21.6%減)、フランス(15.4%減)が大きく落ち込んだ。スペイン(0.1%増)は横ばいだった。

バスは、前年同月比3.1%増の2,428台に増えた。ドイツ(33.6%増)、フランス(32.1%増)、イタリア(26.7%増)が好調。スペイン(41.5%減)は大幅に落ち込んだ。

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