VDMA<欧州自動車短信>

ドイツ機械設備工業連盟(VDMA)

は11日、会員企業を対象に実施した新型コロナウイルス感染拡大に関する4回目のアンケート調査の結果を発表した。それによると、「新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けている」と回答した企業は全体(724社)の90%に達した。「資金繰りに問題が出てきている」との回答は43%に上った。また「受注の減少・キャンセルがあった」とした企業は全体の85%に上った。このほか、全体の80%以上が「国外移動・滞在規制措置などにより営業活動で影響が出ている」、62%が「納品を断られた」と答えた。一方、「部品供給(サプライチェーン)に支障が出ている」と回答した企業は全体の約40%にとどまり、前回調査(4月中旬、約50%)から改善している。VDMAのラルフ・ヴィーヒャース主任エコノミストは、その背景として中国からの部品供給が段階的に正常化していることを挙げた。

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