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独自動車照明・電子部品大手のヘラー は20日、取引先銀行から5億ユーロの協調融資を新たに確保したと発表した。新型コロナ危機で経済の先行きが不透明なことや、感染拡大の影響を受けて自動車関連産業の景気が停滞していることから、自由に使える資金を増やし事業活動に支障が生じないようにする。償還期間は2022年6月まで。最大1年の延長ができる。ヘラーは現金及び現金化可能な手持ち資産約10億ユーロと4月に調達した融資4億5,000万ユーロと合わせ、総額20億ユーロの流動性資金を確保した。これにより新型コロナウイルスの感染拡大による影響で想定される様々なシナリオに対応できるようになるとしている。ヘラーは世界35カ国に125の拠点と従業員約3万9,000人を抱えている。18/19年度の売上高は70億ユーロだった。

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