スカニア、デンマーク生協に電気トラック供給

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手スカニア(スウェーデン)は9日、デンマークの小売り最大手である生協(Coop)グループから電気トラックを受注したと発表した。同電気トラックは今年後半に公開する予定で、コープは2021年第1四半期から運用を開始する。電気駆動ならではの静音性や環境性能を活かし、都市部における配送業務に投入する。

スカニアの電気トラックは車体重量20トン。パワートレインとして、最高出力290kWの電気モーターに2速トランスミッションを組み合わせ、最大トルク2,150Nmを引き出す。搭載するリチウムイオン電池の容量は135kWh。フル充電で最大140キロメートル走行できる。

スカニアはすでに電気バスのほか、ハイブリッド(HV)タイプのトラックとバス、バイオ燃料対応の車両を市場投入している。

上部へスクロール