スペイン自動車部品大手のゲスタンプが7月30日発表した2020年上半期決算は、営業利益(EBITDAベース)が前年比58.2%減の2億1,600万ユーロ、売上高は30.8%減の30億4,500万ユーロに大幅に落ち込んだ。最終損益は1億2,000万ユーロの赤字となり、前年同期の1億ユーロの黒字から大幅悪化した。
4-6月期(第2四半期)では営業利益で91.5%減の2,300万ユーロ、売上高で55.9%減の10億3,400万ユーロを計上した。
同社は、2024年まで自動車市場が19年の水準に回復しないとみており、このシナリオに沿い事業効率を最適化する計画を打ち出している。具体的には、売上高営業利益率を22年までに向上させることをはじめ、西欧と米国の拠点における人員削減や英国工場の閉鎖、ドイツ拠点の人件費削減、余剰生産能力の低減などが検討されている。