独自動車部品大手のマーレは9月28日、カナダの燃料電池大手バラード・パワー・システムズと様々な重量クラスの商用車向けの燃料電池システムの開発で協力すると発表した。長期的には、欧州、北米、アジア市場向けの燃料電池システムの生産で協力していくことを目指している。
協力の第1段階では、バラードは主に燃料電池スタックのシステムデザインを担当する。マーレは温度管理やパワーエレクトロニクス、パッケージングなどの知見を投入する。
マーレはこれまでに、燃料電池車向けに吸気システムや電子部品、温度制御技術などを開発している。今後さらに水素関連分野の製品を強化していく方針を示している。