オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは9月22日、伊高級車メーカー、マセラティのインフォテインメントシステム「マセラティ・インテリジェント・アシスタント」(MIA)に、地図データ、ナビゲーションシステムおよびコネクテッドサービスを提供すると発表した。コネクティビティ機能を搭載したMIAに同社のサービスを統合することで、地図データなどを無線更新機能(SOTA)を使って常時アップデートできるようになる。
トムトムが提供するサービスは地図データ、ナビゲーション機能などのほか、電気駆動モデル向けの充電スタンドの検索機能や、ユーザーの希望する場所へのルート案内を適切なタイミングで開始する「目的地予測(Destination prediction)」機能などがある。また、航続可能な範囲を地図上に表示するマセラティ車の新機能「ダイナミックレンジ・マッピング」を通じ、範囲内にあるガソリンスタンドや充電スタンドの表示、および料金の比較ができる。
トムトムのサービスと連携したMIAは、ギブリ、レヴァンテ、クアトロポルテの各モデルのほか、来年発売されるスーパーカー「MC20」にも搭載される。