BMW、新しい研究施設「FIZノルト」を開所

独自動車大手のBMWは9月25日、ミュンヘンにある研究イノベーションセンター(FIZ)の大規模な拡張・近代化プロジェクト「FIZ Future」の一環として建設した施設「FIZプロジェクトハウス・ノルト(FIZノルト)」の開所式を行った。FIZノルトは、複合オフィスビル2棟と試験・計測用の建物で構成されており、将来的に車両開発に携わる従業員約4,800人が勤務する予定。

FIZノルトでは、駆動技術の開発や総合的な車両統合(インテグレーション)に重点を置く。駆動技術の開発では、内燃エンジンの開発と電気駆動技術の開発を同じ施設内で行うことで開発エンジニアの交流を活発化する。また、車両統合には2,000人を超える従業員が従事しており、テストベンチ100基や最新設備を備えた200の実験室(ラボラトリー)を用意した。

BMWは経営戦略「ナンバーワン・ネクスト」の一環として、FIZを2050年までに大幅に拡張し、人員も増やす計画。