オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは12日、フリート管理などのテレマティクスソリューションを開発する伊タルガ・テレマティクスと複数年の契約を結んだと発表した。タルガはトムトムの位置情報サービスを使ってフリート管理およびスマートモビリティ向けのソリューション事業を強化する。
タルガはトムトムの3つのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を自社のテレマティクス・プラットフォームに統合する。具体的には、地図情報機能の「Maps API」のほか、フリート車両の現在地把握と遠隔監視(テレメトリング)ができる「Search API」、タルガの顧客が移動行程を分析し、最適な移動ルートを見つけるのに役立つ「Routing API」を拡充する。
トムトムのトゥルールセン社長は、「当社がフリート業界における位置情報サービスのプロバイダーとして急速に成長していることを誇りに思う」と述べた。