欧州自動車工業会(ACEA)は7日、ACEAの次期会長に独BMWグループのオリバー・ツィプセ社長が就任すると発表した。2021年1月から現会長であるフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のマイク・マンリー最高経営責任者(CEO)から任務を引き継ぐ。ACEA会長の任期は1年で、1回の再任が可能。ACEAには現在、自動車(乗用車、バン、トラック、バス)メーカー16社が加盟している。
ツィプセ社長は就任に向け、「気候変動の戦いにおいて最大の効果を上げるためには、業界を超えた協力や政治指導者の理解が必要であると我々は確信している。喫緊の課題は、全てのEU加盟国で顧客が電気自動車を日常的に使用できるように、欧州全域に充電インフラを構築することだ。さらに、あらゆる顧客の要求を満たすために、すべてのドライブトレイン・テクノロジーに最新のイノベーションを活用する必要がある」と抱負を述べた。