PSA、電子決済サービスをアフターマーケット部門にも拡大

仏自動車大手のPSAは1日、オンラインの新車販売で導入している電子決済サービス(e-payment)をアフターマーケット部門にも拡大すると発表した。仏フィンテック企業のスコア・アンド・セキュア・ペイメント(SSP)と提携し、修理サービスやアフターマーケットブランドの「ユーロリペア」事業で利用できるようにする。

SSPの電子決済では、クレジットカードや送金・口座振替、SEPA(単一ユーロ支払地域)自動引落しが選べる。パソコンや携帯端末からの支払いが可能で、ディーラーに設置されている24時間対応の専用端末からも利用できる。PSAは同サービスを、来年上期に欧州の17カ国、下期からはロシア、トルコ、モロッコ、チュニジア、ブラジル、アルゼンチンで開始し、その後世界各国に拡大していく計画だ。

PSAグループは、顧客との接客業務のすべてをデジタル化・簡素化することを中核戦略に掲げている。すでに、点検サービスの見積もりと作業内容を動画で顧客に送信する「ビデオチェック」や、24時間対応のオンライン予約サービスなどを導入している。

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