VW、DC充電器の新製品を実用試験

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は10日、自動車部品を生産するフォルクスワーゲン・グループ・コンポーネンツが開発した電動車用充電器の新製品の実用試験を行うと発表した。最大出力22キロワットの直流(DC)充電器(壁に設置するタイプのウォールボックス)をドイツの5拠点で使用してもらい、試験の結果を量産化に生かす。

このDC充電器は、コンバインドチャージングシステム(CCS)の充電ソケットを装備した車両で利用することができる。交流(AC)充電器に比べ2倍の速さで充電することができる。

このDC充電器は双方向の送電が可能であり、車両の充電だけでなく、電力需要に応じて車両に充電した電力を電力網に送り込むこともできる。車両に充電した電力を非常時の電源として活用することもできる。

実用試験は、ボルフスブルク、ブラウンシュヴァイク、ハノーバー、ザルツギッター、カッセルの5拠点で実施する。

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