VW、ハンブルクで「We Share」開始

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は19日、ドイツのハンブルクで2月25日からカーシェアリングサービス「We Share」を開始すると発表した。約100平方キロメートルの地域内にVWの電気自動車「ID.3」800台を配置する計画。ハンブルクでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、サービス開始が約1年延期されていた。

「We Share」は、特定の地域内に配置された車両を自由に利用できるフリー・フローティング型のカーシェアリングサービスで、純粋な電気自動車のみを使用する。

ハンブルクでは当初、ハンブルクの人口の約半数を網羅する地域内に「ID.3」400台を投入する。4月からは投入規模を800台に増やし、ハンブルクの約100平方キロメートルの地域内でサービスを利用できるようにする。ハンブルクに投入する「ID.3」は、1回のフル充電で最大425キロメートルの走行が可能な仕様となっており、1日全日の利用や、長距離走行にも利用することができる。

「We Share」は2019年夏にドイツの首都ベルリンでスタートした。ベルリンでは、約100平方キロメートルの地域内にVW「eゴルフ」を1,500台配置している。

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