トヨタ、ポーランドでハイブリッド駆動装置を生産

トヨタ自動車は4月7日、ポーランドでハイブリッド駆動装置を生産すると発表した。トヨタの小型車「ヤリス」のハイブリッド車に搭載する。ハイブリッド部品の生産能力拡大に向け、同国の2工場に約60億ズロチ(約13億ユーロ)を投資する。

ポーランド子会社のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(TMMP)は、バウブジフ工場でハイブリッド車用の駆動装置を生産する。TMMP は2021年秋には、欧州では初めてハイブリッドシステム用の電気モーター「MG 1」の生産も開始する。また、2022年には、ポーランドのイェルチ=ラスコビツェ工場で、主にハイブリッド車に搭載する内燃エンジンを生産する第2ラインが稼働する予定。

「ヤリス」はトヨタの欧州販売台数の20%以上を占める人気モデル。欧州ではフランス北部のバランシエンヌ工場に加え、今年からはチェコ工場でも「ヤリス」を生産する。年内に姉妹モデルのSUV「ヤリス・クロス」を発売する計画もある。

トヨタは欧州販売台数で2025年までに年140万台を目指している。また、欧州販売の90%(10台に9台)を電気駆動車(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、純粋な電気自動車、燃料電池車)とする計画。

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