仏タイヤ大手のミシュランは15日、スキャンツールを用いた車の自動検査ソリューションを手がけるプルーフステーション(ProovStation)との提携を発表した。同社の検査システムにミシュラン独自のスキャンソリューション「ミシュラン・クイックスキャン」を提供し、タイヤ検査にかかる時間とコストを短縮・削減する。
「クイックスキャン」は磁気センサーを備えた路面スキャナーを利用する。気象条件などの影響を受けずにあらゆるタイプのタイヤの検査が可能で、人工知能(AI)を使ってタイヤの摩耗をミリ単位の精度でチェックできる。プルーフステーションのシステムと統合することでタイヤのチェック時間は数秒で済み、全体で30分ほどかかった検査時間も1分未満に短縮できるという。