ボルボグループ、新型電気トラック3種類を今年発売

スウェーデンの商用車大手ボルボグループは4月20日、欧州市場で今年新たに3機種の大型電気トラックを発売すると発表した。地域輸送や建設用途向けに供給するもので、量産開始は2022年後半の予定。既存の3モデルと合わせ、中大型の輸送車両の電動化を促進する。

新たに地域および都市間輸送用の「ボルボFH」、地域内輸送向けの多用途トラック「ボルボFM」、建設用の「ボルボFMX」の3モデルを投入する。新モデルはバッテリー容量が最大540キロワット時、航続距離は最大300キロメートルで、連続最大出力490キロワット(kW)、最大トルク2,400Nm、最大総重量44トンの車両を用意する。

同社は2019年から欧州で、都市部での配送およびごみ収集用の「ボルボFE」および「ボルボFL」を、20年12月からは北米で地域間輸送用の「ボルボVNR」の3機種の電気駆動トラックを展開している。20年代後半には燃料電池トラックも投入する計画だ。

同社は2030年までに欧州販売の半数を電気駆動トラックとする目標を掲げている。

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