ロシア新車販売、4月は290.4%増加

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は12日、同国の2021年4月の新車販売(乗用車・小型商用車)が15万1,964台となり、前年同月に比べ290.4%増加したと発表した。前年同月は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府の制限措置により、新車販売が3万8,922台と、大幅に落ち込んでいた背景がある。

1~4月の累計は、前年同期比24.3%増の51万5,934台だった。2019年1~4月と比較すると4.5%の減少となる。なお、BMWとメルセデスベンツは、2020年から新車販売データの発表を毎月から四半期単位に変更しており、両社のデータを除外した場合、0.6%の増加となる。

自動車製造業者委員会(AMC)のトーマス・シュテルツェル会長は2021年通期の販売予想について、年初の時点では前年比2.1%増の163万2,000台になるとの予想を明らかにしていたが、AMCは現状を踏まえて7月に最新の通期販売予想を発表する、と説明した。

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