ロシア新車販売、5月は133.8%増加

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は4日、同国の2021年5月の新車販売(乗用車・小型商用車)が14万7,378台となり、前年同月に比べ133.8%増加したと発表した。2019年5月との比較でも6.7%の増加となる。1~5月の累計は、前年同期比38.7%増の66万3,312台だった。

自動車製造業者委員会(AMC)のトーマス・シュテルツェル会長は今後の販売動向について、6月も同様の状況を予想していると述べる一方、7月以降は前年同月との比較がより現実的な数値になるとの見通しを示した。また、夏の間は、世界的な電子部品の供給不足が生産に影響する可能性を指摘した。このような状況から、多くのブランドでは、現在のような大幅な伸びと比べると、成長が鈍化すると予想している。なお、政府による消費者やメーカーへの支援措置により、通期の販売が前年を上回る可能性があるとの見解も示した。AMCは次回のプレスリリースで最新の通期予想を発表する予定。

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