仏ヴァレオがサステナビリティ・リンク債を発行、自動車業界では初

仏自動車部品大手のヴァレオは7月27日、自動車業界で初めてサステナビリティ・リンク債を発行したと発表した。発行額は7億ユーロ。利率(クーポン)1%の7年満期で、償還期限は2028年8月。ストラクチャーリングエージェントはクレディアグリコルCIB。幹事銀行はBNPパリバ、ナティクシス、CIC、みずほ、ソシエテジェネラルが務める。

サステナビリティ・リンク債は、調達した資金の用途を環境・社会の持続可能性に貢献する事業に限定したサステナビリティ債の一種。発行者が事前に定めた持続可能性目標を達成できなかった場合に利率が上がる仕組みを持つ。

ヴァレオは2050年までにカーボンニュートラル達成の目標を掲げており、中間点として30年までに45%削減を目標としている。同社によると、2020年の売上高の94%は二酸化炭素(CO2)排出削減および交通安全関係に寄与する技術製品が生み出している。

上部へスクロール