スウェーデン商用車大手のボルボグループは1日、コンテナ海運世界大手マースク(デンマーク)の米物流子会社パフォーマンスチームから、クラス8の大型電気トラック「VNRエレクトリック」を16台受注したと発表した。同トラックの受注台数としては過去最高。年内の納車後、カリフォルニア州南部地域の配送業務で投入される。
今回の発注はマースクが進める物流業務の脱炭素化戦略の一環となる。「VNRエレクトリック」は264kWhのリチウムイオン電池を搭載し、電池容量の80%までを70分で充電できる。フル充電で240キロメートルの走行が可能。
パフォーマンスチームは物流のアウトソーシング業態であるサードパーティロジスティクス(3PL)企業としてカリフォルニア州を中心に北米で45カ所の物流拠点と215台のトラックを運用している。マースクは2020年4月に同社を買収した。