ルノー参加の「ソフトウエア・レプブリック」、初のイノベーションコンテストを開催

仏自動車大手のルノー・グループは2日、持続可能なモビリティソリューションなどの実現と発展に向けたオープンな事業協力組織(エコシステム)「ソフトウエア・レプブリック」を通じ、初のイノベーションコンテスト「モビリティ4.0チャレンジ」を実施すると発表した。企業や研究・学術機関、個人など内外から規模を問わず広く参加を募る。

同コンテストの参加者はあらかじめ設定された5つのテーマのいずれかを選び、持続可能でインテリジェントなモビリティ創出につながるプロジェクトを立案する。テーマは◇電気自動車(EV)に関連するユーザーエクスペリエンスの向上◇マルチモーダル輸送の利便性向上◇インテリジェントな輸送形態◇サイバーセキュリティ◇自由課題――となっている。本選への参加者には必要なデータへのアクセス権が与えられるほか、ソフトウエア・レプブリックの参加6社から選ばれた専門家のサポートなど様々な支援を受けられる。優勝者には同システムの枠組みを通じて事業化に向けた機会が提供される。

参加申し込み期間は今月6日から10月13日まで。2回の審査を経た後、12月に決勝と優勝者の発表が行われる。

ソフトウエア・レプブリックはルノーのほか、仏ITサービス大手アトス、仏ソフト大手ダッソー・システムズ、仏防衛・電子機器大手タレス、仏通信最大手オレンジ、欧州半導体最大手の仏・伊系企業STマイクロエレクトロニクスの6社が参加している。仏ギュイヤンクールにあるルノーのテクノロジーセンターに拠点を置いている。

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