Daimler

独ダイムラーの乗用車・商用車子会社メルセデスベンツ は9日、ヘッセン州のライン・マイン地域交通事業団(RMV)とタウヌスシュタインのラインガウ・タウヌス公共交通機関が電気駆動ミニバス「eヴィトー・ツアラー」(74台)を導入し、ドイツ国内で最大規模の公共交通オンデマンドサービス「Emil」を開始したと発表した。同サービスは、利用者の予約に応じて運行する乗合型の公共バス交通で、アルゴリズムを活用して走行ルートを最適化する。利用者は、公共バスと同じ料金で利用ができる。乗車予約は電話かアプリで行う。「eヴィトー・ツアラー」は、90KWhのリチウムイオン電池を搭載しており、1回のフル充電で321~370キロメートルを走行できる。最高出力は150Kw。充電は、交流(AC)と直流(DC)を利用可能。直流(DC)(110kW)を使った場合、バッテリー残量が10%の状態から45分以内で80%充電できる。また、出力11kWのAC水冷式車載充電器(OBL)を搭載しており、一般の交流電源を利用できる。乗客定員数は6~8名で、バリアフリー対応の車両となっている。

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