オペルの独アイゼナハ工場、半導体不足で年末まで操業停止=独紙

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペルは、半導体の不足を理由に、ドイツのアイゼナハ工場の操業を来週から差し当たり今年末まで停止するもようだ。オペルの広報担当者が9月30日、独業界紙『オートモビルボッヘ』に明らかにした。

広報担当者は同紙に対し、「部品供給が正常化すれば、2022年初めにオペル『グランドランド』および同モデルのハイブリッド車の生産をアイゼナハ工場で再開することができるはずだ」と説明したものの、具体的な生産開始の時期については明言を控えた。従業員については、時短勤務制度(クルツアルバイト)を申請する見通し。

同紙によると、アイゼナハ工場では2019年からコンパクトSUV「グランドラントX」を生産しており、2020年からは同モデルのプラグインハイブリッド車も生産している。

なお、「グランドラントX」は、フランスのソショーにある旧プジョー工場でも生産されている。オペルによると、ソショー工場では生産を休止する予定はなく、「グランドラントX」の受注は引き続き可能という。

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