ロシア新車販売、9月は22.6%減少・1~9月期は15.1%増加 1/2

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は6日、同国の2021年9月の新車販売(乗用車・小型商用車)が11万9,485台となり、前年同月に比べ22.6%減少したと発表した。

自動車製造業者委員会(AMC)のトーマス・シュテルツェル会長は9月の大幅な落ち込みについて、世界的な半導体不足による生産台数の減少を受けた新車の供給不足のほか、中国の電力危機や英国における燃料危機、原材料費の上昇などの問題もマイナスの影響を及ぼしている、と説明する。また、市場は現在、状況が極めて不安定であるものの、AMCは11月に市場予想を見直す方針であると明らかにした。

1~9月の累計は、前年同期比15.1%増の126万111台と、前年同期を上回っている。うち、SUVは58万7,176台となり全体の46.6%を占めた。小型商用車(LCV)は9万1,505台で、市場シェアは7.3%。電気自動車(BEV)は797台だっだ。

(BMWとメルセデスベンツは、毎月の販売データを公開していないため、9月単月の販売統計には両社のデータは反映されていない。1~9月期の統計には両社のデータが含まれている)

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