米半導体大手エヌビディア、英アーム買収巡りEUに是正策提示

米半導体大手エヌビディアが、英半導体設計大手アームを買収する計画を巡り、欧州連合(EU)の承認を得るため、欧州委員会の競争総局に競争上の是正策を提示した。ロイター通信が6日に報じた。

是正案の内容は不明。欧州委は買収に反発している半導体企業などの意見を聞いた上で、27日までに買収の可否を判断することになっているが、必要に応じて期限を延長し、詳細な調査を進める。

アームはソフトバンクグループ傘下の企業。ソフトバンクは2020年9月、アームの全株式をエヌビディアに最大400億ドルで売却することで合意したと発表した。しかし、エヌビディアのライバル企業がアームの技術を活用できなくなるとして反発しており、EUのほか英国の競争・市場庁(CMA)も調査を進めている。

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