独自動車大手ダイムラー のバス部門のダイムラー・バスズ は12 日、メルセデスベンツとセトラブランドのバス向けに新型カメラシステムをオプション販売すると発表した。今回提供するカメラシステムは360度アラウンドビュー(または270度ビュー)を可能とし、車両に設置されている複数のカメラによって車両の周辺やミラーの死角になる場所の映像を表示する。これにより、バスの運転手は自転車や歩行者、障害物などをいち早く認識することができ、安全に運転することができる。
当該カメラシステムは、バスの発車時や高速走行時、減速時に自動的に起動するのが特長。運転席のモニターは、全周囲の映像のほか、走行状況に応じて切り替え可能な映像も表示できる。
対象車両は今のところ、360度カメラシステムがメルセデスベンツとセトラブランドの一般バス(観光バス、長距離バス、市内路線バスなど)、270度カメラシステムはメルセデスベンツの連節バス「シタロ」となる。ダイムラー・バスズは今後、2022年第1四半期を目途に対象車両を拡大していく予定。