英自動車工業会(SMMT)は6日、同国の2021年11月の乗用車新車登録が11万5,706台となり、前年同月に比べ1.7%増加したと発表した。7~10月までの4カ月連続の減少から増加に転じたものの、前年同月は都市封鎖(ロックダウン)の影響により新車登録が大幅に減少していた背景がある。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大(パンデミック)前の2010~2019年の11月の平均(16万8,356台)と比較すると31.3%の減少となる。1~11月の累計は、前年同期比2.7%増の153万8,585台だった。
11月の燃料別の新車登録は、電気自動車(BEV)が前年同月の2倍以上の2万1,726台となり、市場シェアを18.8%に拡大した。プラグインハイブリッド車(PHEV)も39.7%増の1万796台となり、市場シェアを9.3%に拡大した。
顧客別では、個人が前年同月比41.7%増と大幅に増えたのに対し、大口法人は前年同月に比べ24.7%減少している。ロックダウンによる前年同月の個人向け販売の減少や、半導体不足による新車の供給不足の影響があると見られている。