独自動車・産業部品大手のシェフラーは3日、独ブランデンブルク州のルッケンヴァルデ工場を閉鎖すると発表した。2023年7月までに段階的に生産を停止・移管する。同工場の閉鎖は、シェフラーが2020年9月に発表した構造改革の一環に位置づけられる。
同工場では、内燃エンジン車向けの部品を生産していた。シェフラーは、自動車業界における電動車への移行を受け、国内工場の合理化を進めている。2020年9月に発表した構造改革では主に、ドイツの12拠点が影響を受ける。
ルッケンヴァルデ工場については、工場の売却などによる存続に向けてこれまで労使交渉を続けてきたが、解決策が見つからなかった。メディア報道によると、当工場では現在、従業員約330人が勤務している。