スペインのゲスタンプ、同国規格協会からゼロ・ウェイスト証明を取得

スペイン自動車部品大手のゲスタンプは12月20日、同国規格協会(AENOR)から自動車業界として初めて、ごみや無駄をゼロに近づける取り組みを証明する「ゼロ・ウェイスト」証明を取得したと発表した。同社が24カ国に持つ100以上の工場についてAENORの検証を受けた結果、63%にあたる67カ所で認証された。ゲスタンプはこれにより、事業活動全般において環境への取り組みを証明できるとしている。

67工場の内訳は、廃棄物の90%以上を再利用している「ゼロ・ウェイスト工場」が16カ所、同じく60%以上の「ゼロ・ウェイストの要件を満たしている工場」が51カ所となっている。同社はまた、国際標準化機構(ISO)が定める環境マネジメント規格「ISO 14001」の認証を取得したことも明らかにした。

AENORのゼロ・ウェイスト証明は、ごみがどう生まれるかに着目し、再利用やリサイクルがどれだけ行われているかを重視する。生産工程における原料としてごみを利用することが不可欠となるため、循環型経済の実現に貢献する。

上部へスクロール