伊マレリの照明部門、中国・長安汽車と共同でイノベーションセンター開設

自動車部品大手の伊マレリは12月20日、中国湖北省孝感市にある自動車用照明システム子会社「マレリ・オートモーティブライティング孝感」が、自動車大手の長安汽車(重慶)と共同でイノベーションセンターを開設したと発表した。長安汽車の重慶研究開発(R&D)センター内に設置し、次世代の自動車用照明やセンシング技術の開発に取り組む。

孝感の工場は2014年、中国の軍需メーカー、中国南方工業集団公司の子会社である湖北華中光電科技との合弁事業として設立した。長安汽車を含む近隣地域の自動車メーカーにヘッドライトやテールランプを供給している。

マレリの自動車照明部門を統括するシルベイン・デュボワ氏は、「当社はすでに未来の車で想定される全周型照明や高度なセンシング技術の開発に取り組んでいる。長安汽車との協力により、さらに具体化することができる」とコメント。長安汽車の魏李副社長は「自動車業界の変革に対応するため、当社は戦略目標の『ニューカー・ニューエコロジー』の達成に取り組んでいる。イノベーションセンターが自動車用照明分野で成果を上げることを期待している」と述べた。

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