スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは2月23日、乗用車大手ボルボ・カーズ傘下の高級電動車ブランド、ポールスターと、気候中立(カーボンニュートラル)の新車開発で提携すると発表した。ポールスターのイニシアチブ「ポールスター0(ゼロ)」の枠組みを通して2030年までの実現を目指す。
ポールスター0はサプライチェーンと生産工程の全体における排出削減に向けて産官学が連携して自動車の生産技術を刷新するプロジェクト。オートリブは車のエアバックシステムの燃焼制御技術(パイロテクニクス)のほか、エアバッグやシートベルトの次世代素材などについて、気候中立につながるイノベーションやソリューションを共同で開発していく。
オートリブは2030年までに自社事業のカーボンニュートラル達成と、40年までのサプライチェーン全体における排出量ゼロを目標に掲げている。